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耽羅赤躑躅(タンナアカツツジ)

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耽羅赤躑躅(タンナアカツツジ)はツツジ科ツツジ属の落葉低木である。
韓国の済州島に分布し、山地に生える。
「耽羅」というのは済州島の古名である。
樹高は3~6メートルくらいである。
葉は長さ4~8センチの幅の広い卵形で、互い違いに生える(互生)が、枝先に3枚が輪生しているように見える。
葉の柄は長さ5~10ミリで、茶色い毛が生える。
葉には艶があり、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は4~5月である。
葉の展開と同時に花を咲かせる。
枝先に花径3~6センチくらいの紅色の花を2~4輪ずつつける。
花冠は漏斗状で先が深く5つに裂ける。
満開時には山野を赤く染める。
分類上は日本に分布する雄躑躅(オンツツジ)の型の1つとされる。
雄躑躅(オンツツジ)は別名を筑紫赤躑躅(ツクシアカツツジ)というが、これと対比すればわかりやすい。
写真は4月に小石川植物園で撮った。
学名:Rhododendron weyrichii form. psilostylum


★山肌を真っ赤に染めて咲くという
 花の姿をいつかこの目で

耽羅赤躑躅(タンナアカツツジ)_d0059226_643772.jpg

花図鑑

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by ryudesuyo | 2008-04-15 06:05 | ツツジ科
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