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瀞苦菜(ドロニガナ)

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瀞苦菜(ドロニガナ)はキク科ニガナ属の多年草である。
紀伊半島にのみ分布する固有種である。
日本有数の多雨地帯である大台ヶ原に源を発する北山川の流域に生える。
北山川は熊野川の支流で、流域には「瀞八丁」などがある。
本種は1952年に瀞八丁で採集された。
増水すると水につかるような場所に生育する。
特徴はそう果(1つの種子しかなく開かないもの)が小さいこととロゼット状となることだとされている。
環境省のレッドデータブックでは、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は30センチくらいである。
茎には毛が生えている。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4~6月である。
茎先で枝分かれをして集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、小さな黄色い頭花をつける。
舌状花の数は7~11枚である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Ixeris dentata subsp. kitayamensis


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by ryudesuyo | 2008-08-29 06:15 | キク科
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