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渋川白菊(シブカワシロギク)

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渋川白菊(シブカワシロギク)はキク科シオン属の多年草である。
愛知県と静岡県に分布し、蛇紋岩地に稀に生える。
分類上は、沢白菊(サワシロギク)の変種とされている。
「渋川」というのは静岡県引佐町の渋川温泉のあるあたりの地名で、周辺には岩が露出し植物が生育しにくい蛇紋岩地域がある。
環境省のレッドデータブックでは、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧ⅠA類(CR)に登録されている。
草丈は30~60センチくらいである。
葉は披針形で艶があり、互い違いに生える(互生)。
基本種と違って開花時期にも根生葉が残る。
開花時期は8~10月くらいである。
舌状花ははじめは白く、後に淡い紅色を帯びる。
花径は3センチくらいである。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Aster rugulosus var. shibukawaensis


★渋川と言えばもちろん蛇紋岩
 変わった草木を育む地形

渋川白菊(シブカワシロギク)_d0059226_6132448.jpg

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by ryudesuyo | 2008-12-02 06:14 | キク科
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