プラム(plum)はバラ科サクラ属の落葉小高木である。
原産地は南ヨーロッパや西アジアである。
プルーン(prune)という呼称も用いられる。
和名は西洋李(セイヨウスモモ)という。
主として乾燥果実が栽培される。
栽培種にはスタンリー(Stanley)やシュガープルーン(Sugar Prune)がある。
樹高は3~8メートルくらいである。
葉は倒卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の長さは5~10センチくらいで、縁には鋭いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の色は緑色で艶がある。
開花時期は3~4月である。
李(スモモ)と同じような白い5弁花で、長くて黄色い雄しべがたくさんある。
実は楕円形ないし球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、9月ころに暗い青色ないし黄色に熟する。
果肉は黄色くて硬く、甘酸っぱい。
乾燥プルーンとするほか、ジャムに加工したり生食とする。
なお、「造血作用がある」とか「便秘によい」などとも言われるが、科学的に有効とするデータはないという。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Prunus domestica
★小さくて髭をたくさん蓄えた
プラムの花に笑みのこぼれて
花図鑑
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