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河原撫子(カワラナデシコ)

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河原撫子(カワラナデシコ)はナデシコ科ナデシコ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、草地や河原などに生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布している。
別名を大和撫子(ヤマトナデシコ)ともいう。
これは、唐撫子(カラナデシコ)とも呼ばれる石竹(セキチク)との対比でつけられた名である。
また、単に撫子(ナデシコ)とも呼ばれる。
名の由来は、「撫(な)でるようにかわいい花」ということである。
草丈は30~80センチくらいである。
葉は線形ないし披針形で、向かい合って生える(対生)。
葉のつけ根は茎を抱く。
開花時期は6~9月である。
淡い紅色や白い可憐な花を咲かせる。
花びら(花弁)は5枚で、先が細かく裂ける。
雄しべは10本、雌しべの花柱は2本である。
古名を常夏(トコナツ)と言う。
これは、花期が夏から秋に渡ることからついた名である。
秋の七草の一つで、俳句の季語も秋である。
分類上は、蝦夷河原撫子(エゾカワラナデシコ)の変種とされている。
河原撫子(カワラナデシコ)のほうが萼が長く、苞(花のつけ根につく葉の変形したもの)の数も多い。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Dianthus superbus var. longicalycinus


★薄紅の大和撫子微笑みて
 誰を待つのか黙し語らず

河原撫子(カワラナデシコ)_d0059226_5553814.jpg

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by ryudesuyo | 2009-07-03 05:57 | ナデシコ科
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